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こんな学園みたことない! 30周年

「こんな学園みたことない!」について

放映からちょうど30年、再放送もDVD化も無い為、残念ながら、本当にみたことない!人が殆どだと思います。
自分は'87年の7月に月曜ドラマランドで放送された「女だらけ」という番組で奥田圭子さんが気になり、その後、タイミングよく10月から彼女の主演のドラマが始まるというので、最初はそれほどの期待をせずに見始めました。
それが、回を重ねるごとに奥田圭子さん演じるさやか先生の魅力、番組の雰囲気に完全に引き込まれ、本放送だけでなく、放送後ビデオで何度も視聴、後半話数になると録音までして聞くという位、はまってしまってました。
番組の終了後は本放送時にはまりすぎた反動かあまり見返すことはなく、気が付けば約30年経ってしまってました。
最近、ふとビデオが見られるうちに、デジタルデータ化をしておこうと思いたち、
改めて見返しておりましたところ、とても楽しく見ることができ、それこそ当時と同じ様にはまってしまい、この番組が殆ど知られていないことが、もったいないと感じる様になりました。
このドラマの魅力については、自分としてはとても語りつくせないですが、現時点ではまとまったサイトも無いようですので、放映開始30周年にあわせて自分なりにレビューをしていきたいと思います。




もちろん文章だけでは伝わらない部分もあると思いますので、画質あまり良くないですが、番組の画像も引用させて頂きながら、稚拙ながらまとめていこうと思います。

非常にターゲットゾーンが狭いと思いますが、読んでいただける方、一緒に語って
頂ける方をお待ちしております。



こんな学園みたことない! 1話 その1

30年前の今日、1987年10月11日 日曜日の19時から放送始まりました。
24話まで順次レビューしていきたいと思います。
想いが熱すぎて、引かれる方もいらっしゃるかと思いますが、そこは30周年のご愛嬌ということでご容赦ください。

それでは始めます。 (1話脚本:溝田 佳奈氏、監督 手銭 弘喜氏)

小倉智昭さんのオープニングナレーションで幕を開けます。
基本設定はここでカバーされておりますので、原文ママです。

「一条寺さやか 22歳
四国高松で 祖父源太の指導の元、一条寺拳法の極意を学んださやか。
そのさやかにも大きな夢がひとつある。それは亡き母の遺志をついで立派な教師になること。だがそのあまりに天衣無縫かつ純粋無垢なるが故に、地元の教育委員会から教師不適格の烙印。だがある日、そこへ降って湧いた様な教師の口。
それはこともあろうに亡き母が勤めていたという東京の鴻南学園から一人欠員ができたからこないかという報せであった。念願の教師になれる。
夢と希望に胸膨らませて東京へと向かうさやか。
が、そんなさやかを待っていたのはこれがまたトンでもねえ学園。」

オープニングナレーションのバックで源太とさやかの修行風景が映し出されますが、
思い切り滝行してます。圭子さん本当頑張るなあと思います。

羽田空港に降りたつ飛行機。
到着ゲートで少しミーハーな印象の背の高い男(鳩山光男 演:古尾谷 雅人)が、ゲートを通る女性に声を掛けている。
空港に到着したさやかは祖父源太の「東京の男に気をつけるべし」という言葉を思い出し、ゲートを全速力で駆け抜ける。
男はさやかを追うが、女子トイレの前で田舎者の女性に痴漢と誤解されてしまう。
それを遠目にみたさやかの「なるほど、これが東京か」というセリフとともに、オープニングへ。当時、自分はオープニング映像の圭子さんの雰囲気で一発でファンになってしまいました。


鳩山先生は、このころの古尾谷雅人さんのイメージそのままという雰囲気で、非常に安定感があります。ただ、鳩山先生もさやかを迎えに来ていたにしては、誰かれなく声を掛けており、さやかが警戒するもの無理ないです。

オープニングのCM明け 烏山興業のシーン。

地上げの為の学園乗っ取りにつき話をしている烏山社長と部下の船橋。
この学園の土地買収がまだ進んでいないことを説明する船橋。何としても進めろという烏山。学校が映るスライド(スライドというところにが時代を感じます)に向かってダーツを投げる烏山と船橋。

ここで記念すべき第1話のタイトル、番組名と同じ「こんな学園みたことない!」が
表示されます。

タイトル明け 野々山学園長、山形教頭、鳩山を除く先生が職員会議をしている。
学園の生徒が集まらないこと、学園の借金等が議題となっている中、学園長が自分の一存で新任の先生を採用することにした事を説明。
しかも、学園一の問題クラス(山形教頭の言葉を借りれば、我が校のダニ!)
”2年A組”を担任してもらうとの話に、教師一同驚愕する。

そこから問題の2年A組の生徒たちの紹介へ。これまで9人の担任が命からがら逃げだし、その後の消息が一切不明という恐ろしいクラスであることが改めて紹介される。
1話なので、各生徒の紹介が有りますが、教師、生徒の紹介は別の機会にてまとめたいと思いますので、ここでは割愛します。
いじめられっ子のマザコン雄二がクラスのボス一郎を中心にいじめを受けている。
クラス一の情報屋”チクリのミカ”により、新任の担任が来ることがクラスの皆にも周知される。

再び職員室へ
そこに掛かる一本の電話、烏山興業からの土地買収の件で電話であり、それを受けた学園長は心労から、持病の心臓の発作を起こしてしまい、学園長室へ運び込まれる。

鴻南学園に到着の2台のタクシー、1台目にさやか、2台目に鳩山が乗っている。
さやかが学園長室を探している時、男から声を掛けられ、警戒するさやか。
空港まで出迎えに行った事を説明し、「鳩山光男 数学担当、3年A組担任 27歳独身。貯金ゼロ」と自己紹介する鳩山。
それに対して、自分も自己紹介しようとするさやかに、知ってるから羽田に迎えに行ったのにいきなり逃げることを責める鳩山だが、そう言いながらさやかの荷物を持ってあげたりと、優しいところを見せて最初から押さえるところは押さえてます。
恋愛ドラマにありがちの最悪の出会いから始まる二人というベタな定番コースで、見ていて微笑ましいです。



ともかくも誤解が解け、学園長室へさやかを案内する鳩山。
さやかの顔を見て、心から安心した顔をみせる学園長。
しかしさやかが学園長に挨拶をしたのも束の間、寺山 雄二の母に頼まれ、
いじめっ子たちに制裁を加えに来たのだと言って、人相の悪い男たちが学園の中に入ってくる。直後、ブルドーザーが2年A組の教室に突っ込んでくる。ブルドーザーからさやかをかばった鳩山、さやかに誤解されビンタされてしまう。鳩山は警察に電話しにいくといい、学園長室に向かう所で、さやか「こんな学園みたことない!」と。
さりげに鳩山、早速にさやかの手を引いてます。抜け目ないです。




男たちはそのまま2年A組の教室と職員室へ乗り込む。
いじめられっ子を持つ母親の怒りを演出、学園長を追い込む算段である。
一方、学園長も110番をするために学園長室にきた鳩山とさやかに、雄二の母親が
利用されている事を知りながら、警察に通報する事はできないと指示。
話についていけないさやか(と視聴者)に、学園の借金に付け込んで暗躍する地上げ屋について説明、何百億という金が動く案件であり、こんな手を使っても、追い出そうとするのだと教える。事情を説明し、逃げるのなら今の内と鳩山、心配げに見つめる学園長、さやかが返事をしようとしたところに、ミカが2年A組の状況を説明しに来たところで前半終了です。

この番組と同時期の86~87年頃のドラマは地上げ屋ネタ多いですね、時代的にもバブル経済への上り坂の途中という感じです。
奥田圭子さんが、この番組の少し前に出演されていた「女だらけ」も地上げ屋ネタでした。
私の好きな必殺シリーズでも映画「必殺!4」や必殺仕事人 旋風編の最終回なんかは
まともに地上げ屋ネタです。
最近、東京オリンピック、インバウンドで土地の値段が上がってきてますから、
一時期より地上げ屋の設定にリアル感出ているかもしれません。

こんな学園みたことない! 1話 その2

1話の続きです。

男たちが2年A組の教室から、本来の目的である学園長室へ移動。
学園長を脅しに掛かるところに、鳩山が消火器から消火剤を噴出させ男たちを攻撃、追おうとする男たちの前にミカと松平先生がビーカーに入れた液体を持ち込む。
ミカは液体が、硫酸だと言って男たちを脅す。更に硫酸の性状について、松平先生が説明しながら、学園長室に入ってくる。
ビビる男たち。その隙に学園長たちは逃げる。液体を掛けられた松平を見て、恐怖する男たちだが、液体はただの水であった。

この辺りは文章にすると全く伝わりませんが、竹中直人さんの演技と顔芸がなかなか来てて楽しめます。
男たちから逃げる途中で、山形教頭が足を挫いたので先に逃げてくださいと言いながら、自分と国枝先生だけ、別のところに隠れてしまいます。
さやかは職員室の他の教師、2年A組の生徒たちに助けを求めますが、誰からも助けてもらえないうちに、学園長は屋上に連れ去られてしまいます。
学園長が連れ去られ、途方に暮れている鳩山とミカのところに戻るさやか。
自分であれば、学園長を助けられるかもしれないと、ハンドバックの中に隠したヌンチャクを握りしめる。

このバックの中にヌンチャクはいってます。小さくない?とは言わないでください。

そのさやかの脳裏に、「一条寺拳法はあくまでも護身用。武器として用いるべからず。人前でみだりに使えば破門」という祖父 源太の声が響く。脳裏に浮かぶ源太に対し、「学園長先生が危ないんです。」と許しを請うさやか。

ここで変身すべき理由付けが説明されます。
ただ、変身と言っても、どうみてもライダースーツを着て、ポニーテールで化粧の濃い奥田圭子さんなので、何故バレないかは非常に不思議ですが、この部分を受け入れられないと、この番組は楽しめないですので、その点は宜しくお願いします。
屋上で脅しを掛けられる学園長、心臓を抑えながら苦しんでいます。
そこに飛ぶヌンチャク。現れる”ワルキューレさやか”
(劇中では一度も名乗りません)
次々と男たちを薙ぎ倒すさやか。男たちも凶器を持ってさやかに挑むが、
ヌンチャクを使い全員を叩きのめす。



そのタイミングで、ミカがサイレンを鳴らし、男たちは全員逃げ去る。
手回し式のサイレンて、なんか懐かしいです。
とりあえずの事件解決後、職員室に教師の皆さん、2年A組の生徒が集まっている。
職員室で山形教頭が国枝に、「最近の若い者は・・」と、偉そうに言っているのに対し、鳩山が「教頭、足はどうですか?」と質問、一瞬足を挫いて逃げたこと忘れていた教頭、慌てて足を押さえるが、「左足でしょ?」と更に畳み掛けられ、今度は左足を痛そうに押さえている。

いい加減な教頭を見て笑う一同。ミカが「それに比べて、あの人かっこよかったなあ」とつぶやいていると、さやかが、職員室に入ってくる。
まずひみこ先生から、私服は禁止、クラス名を言いなさいと詰問されるさやか。
それに対して、教頭から「生徒じゃない。四国は高松からお越し頂いた新任教師の一条寺さん」と紹介される。
挨拶をして、皆が拍手している中、鳩山も同調して拍手しているのを見て、
「頼りない人。サイテー」という心の声を出しながら、鳩山を見つめるさやか。

自分は、呑み会とかでつまらない挨拶に気のない拍手する時は、いつもこの鳩山先生を思い出します。

さやかを見て、ミカが先ほどの屋上の女性ではないかと疑い、さやかをまじまじと見つめるが、「まさかね」と?いう事でそれ以上の追及はしない。

ナレーション さやか先生のウインクで第一話終了です。

圭子さん、目が大きいせいか、ウインクだと片目強調されすぎて、
正直あまり似合わないです・・。キャラではないというか。
それでも、こんなシーンを含めて 、非常に圭子さんがフィーチャーされており、
この作品が作られたたことが、ファンとしてはうれしい限りです。

冷静には見れないのですが、一話は設定紹介で説明も多いものの、
改めて見返しても編集のテンポもこの時代のドラマとしてはなかなかだと思います。

順次二話以降もレビューしていきますので、お付き合い頂ければと思います。
この作品が近いうちに、DVD化、ケーブルテレビの再放送等、何らかの形で、
見れる日が来ることを祈っております。

マザコン雄二の逆襲 その1

第2話 マザコン雄二の逆襲
(1987年10月18日放送 
脚本 溝田 佳奈氏、監督 手銭 弘喜氏)

冒頭から1話の回想シーン(ブルドーザーでの教室破壊等)が流れる。
寝ているさやか。一瞬、「夢か・・」と呟くも、すぐにその悪夢が現実と気づく。
そして、1話概況説明のナレーション後、ナレーターの小倉さんから、感想を一言と聞かれ、「こんな学園みたことない!」とさやかのコメントからオープニングへ。

さやか先生、ベットでなく板の間に寝てます。
目覚めたときのさやか先生の目の大きさに引き込まれます。




CM明け後 Aパート
登校してまず学園長室に向かうさやか。そこで学園長に用意してくれた部屋のお礼、高松ではいつも板敷きに直だったので、ベットではよく眠れなかった事などを報告。
そのうえで、自分は母の事をよく知らない、母もあんな素敵な部屋に住んでいたんですか?と質問するさやかだが、学園長は何故かはぐらかすのだった。

 


分かりやすすぎるはぐらかしですが、
日曜日の19時という放送時間からも、視聴者層への配慮が必要だったんでしょうね。しかし板の上に直で寝るなんで、いつの時代の子なんでしょうか・・。

職員室でひみこ先生や、国枝先生に2年A組の担任が今回で10人目、悪いことは言わないから、早く荷物まとめたほうがいい、生きてるうちが華と散々脅しをかけられるさやか。
そこに登校してきた鳩山先生がまだ逃げ出してなかったかと声を掛けられるが、さやかは失礼ねと反発し教室へ向かう。

今のところはさやかからの一方向な感じですが、なぜかイライラする気になる相手という状態です。

2年A組の教室前で、ドアを開けた瞬間、黒板消しが落ちてくる、バケツから水が降ってくると想像に警戒しながら、なかなか教室に入れないさやか。
(想像のシーンですが、奥田圭子さんはどちらの被害も被ってます。大変です)


そこに遅刻してきた今回の主役 マザコン雄二(家富洋二氏)が後ろの扉から入ろうとしたところ、生徒たちの仕掛けた罠でロープで吊るしあげられてしまう。これ、後ろの扉という時点で、さやかが引っかかることない気がします。

京子が男のすることはいつも詰めが甘いと中2女子らしからぬ事を言ってますので、演出の不備でなく男子達の詰めの甘さの問題と理解しておきましょう。

雄二を下ろして、皆が騒ぎながらも席に着きますが、教壇にさやかが立った瞬間、仕掛けにより教壇が崩れさやかが転んでしまったところで、祝10人目のくす玉が割られます。くす玉をバックにポーズを決めるさやか。オープニングでお馴染みの光景ですが、衣装が違います。


怒らないさやかに拍子抜けする生徒達。そこに雄二のママゴンが勢い込んで校庭を走っているのをミカが見つけたところで、学園長室にシーン移り、学園長と教頭が話しているところに、雄二を退学させるとママゴンが乗り込んくる。


ママゴンという言葉は当時でも死語だったと思いますが、ドラマの中でそう言ってますので、これで行きます。

やくざが乗り込んでくる様な学校みたことがない。更に自分がやったと濡れ衣を着せられたことに怒るママゴン。
それに対して、教頭は「雄二君がいなければいじめ云々という問題なくなるので、どうぞ」と拒否しない。
ママゴンは「いじめっ子がいるから、転校するんじゃなんですか?」と反論するも、教頭は「いじめっ子といじめらっれ子はニワトリと卵のような関係。」と。

このセリフ、非常に無責任ですが、案外本質をついている様な気がします。

このやり取りを聞きつけ、さやかは雄二に転校するのか?と質問したところ、雄二は「もうおしまいだ」と泣き出してしまう。さやかは鳩山に相談するが、鳩山は転校しようとするといじめられっ子から酷い目に遭うことを恐れているのだと推測する。



そのうえで、鳩山は親がそう決めたのなら仕方ないと言うが、鳩山の言葉を無責任と非難するさやか。
それに対し、鳩山はたかが教師にどんな責任が取れるというのか?親でさえ責任を取れない時代、結局子供自身が自分の責任を持つしかないと教師の力の限界を告げ、そのまま部屋を去っていく。

 


その日の夜、自分の部屋のベランダから、さやかは星空に問うている。
「子供に自分の責任を取れだなんて、だったら大人は何の為にいるの?
お母さんどう思いますか?」と。



星に向かって語りかける雰囲気が何かの番組に似ていると思ったのですが、「コメットさん」ですね。
このページ見ていただいている方なら分かっていただけるのではと思います。
この番組も「コメットさん」を制作していた国際放映のスタジオを使っていたせいか、このような演出になったのかなと想像します。

ついでに言うと今回のママゴン役の久里千春さんも、国際放映制作の「あばれはっちゃく」のお母さん役で有名な方です。少し話が逸れてしまいましたが、このシーン、昭和62年当時でも既に時代遅れの演出な気はしますし、22才の女性としては幼すぎる気もしますが、自分は好きです。

その2に続きます。

プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
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