8話 ロンリーウルフ登場 その2

8話 「ロンリーウルフ登場」の続きです。

CM明け 校務員室にさやか、鳩山、一郎、友竹がいる。校務員の平がお茶を淹れてくれている。

各人にお茶を出すさやか。さやか「これだけやったんだからもう仲直りしてもいいんじゃないの、ねえ一郎君」と言った後、一郎の唇の端に血がにじんでいる事に気づき、「血が」とハンカチで拭いている。

友竹「おうおう、見てられねえぜ。全くよ。」といい、部屋を出ていこうとする。さやかが「どこ行くの?」と聞くと、「飯ぐらい食わせろよ。」更に一郎に「お前は先生に食わせてもらいな。坊や」と毒づき、出ていく。友竹が部屋を出たところに京子がいる、「なんだよ」と友竹が聞くも、何も答えず去っていく京子、友竹「変な奴」と。

残った一郎に「悪気はないのよ。友竹君はずっと一人で生きてきて人にやさしくされたことがないんじゃないのかな?だからきっと照れくさいんだと思うよ。
」と語りかけるさやか。一郎も「もう構わないで下さいよ」と校務員室を出ていく。

残されたさやか「だめね。やっぱりまだわからないみたい。男の子の気持ち。」鳩山「いや、なかなか大したもんでしたよ。さやか先生」

さやか「からかわないでください。」、鳩山「いや本当に。一郎は厳しさを知って男になり、友竹は優しさを知って男になる。二人ともまだまだこれからだけど。」、「ええ」と答えるさやかに、「君を必要としてる。」と告げる鳩山。

「自信ないな」というさやかに、「またまた、さっきの勢いどうしたの?ホースでピピピって」と鳩山が冷やかし、「もう先生ったら」と照れるさやか。

船橋と国枝が車の中にいる。レストランの前にいる友竹を見て、国枝に「あいつか?」と確認する船橋。レストランの前でメニューを見て、自分の手持ちを確認し、「学割聞かねえよな」と嘆いている友竹に、「ご馳走しますよ。お腹へってるんでしょ」と後ろからニコニコしながら近づいてくる船橋。

よく友竹が、ここに来ることが分かったなと思います。車で尾行していたのですかね?
必死にステーキ食べる友竹に、「君の腕を見込んで是非、力になってほしい」と、合間に「海老は皮向いて」とか細かい事もいいながら依頼について説明する船橋。
食べることに必死で反応のない友竹に心配になり、「聞いてるの?」と船橋が質問すると、友竹「聞いてるよ。要するにクラスの中をかき回して一条寺さやかを困らせろっていうんでしょう」

声の大きい友竹に周りを憚りながら、「困らすだけでは困るんだよ、学校から追い出してもらいたい。」と言うと、友竹が「なんで?」と質問。それに対して、「うちの社長がいつも・・、いやそんなことはどうだっていいんだよ。君は言われたことをやってくれればそれでいいんだ。やってくれるね?」と重ねて言うも、相変わらず必死に食べる友竹に、「君?」と再度問いかける。

食事を終えた友竹、「ああ食った、食ったもう食えない」と言いながら立ち上がり、「あのさ、その話だけど、俺の性に合わないから、ご馳走までした。」と席を立つ友竹に、「待てよ、食い逃げ」と追いかけようとする船橋。ウェイターが食い逃げという言葉に心配になったのか、伝票を持ってくる。伝票の金額を見て少しビビり気味の船橋。

鴻南学園の廊下を歩く教頭に国枝が、「友竹純を叩けと指令が入ったんですが」と言うと、教頭「私は知りませんよ。例の高校生でも使ってみたら。」と冷たく返す教頭。

「また同じ手を使うんですか?」という国枝に、「選んでる場合じゃないでしょ。」と。今回、何故か教頭乗り気でないようです。何故花を持っているのかも謎です・・。

2年A組の教室、友竹が登校してくると、良太、太平、孝介達が「友竹さんのおなり〜」と言って、道を空け、机を準備し、肩をもんだり、足のマッサージをし始める。

更に「いい天気ですね〜」「下駄はくと気合入りますか?」とおべんちゃらを言う。ただ見てるしかない一郎。
女子たちは、ミカ「ああ、昨日の友は今日の敵って訳ね。厳しいわ。こりゃ。」と、夢子「世の中、甘くないんだよ。なあお京。」というも、京子は友竹に見とれていて返事をしない。夢子に「京子までこれだよ。ちょっと転校生、どうしてくれんの?」と。

友竹「政権交代ってことだよ。まあ悪く思うなよな、水木さん。」と返す。雄二が一郎の肩をもみに行くが、「よせよ」と言ったまま、教室を出ていく一郎。

追おうとした雄二を呼び止めるミカ。「ゆうちゃん、ちょっと待て。あんなことされたら余計惨めになるだけでしょ」と、更に「わかんないの?」とミカ、力子、真弓から順番に言われる雄二。

雄二が何かに目覚めてしまうのでは?と少しだけ心配になります。

学校を出た一郎、件の高校生たちに呼び止められる。高校生達から、
「あんたには迷惑かけないから。」「俺たちはちょっと恨み晴らしたいだけなんだよ。あんただって同じように思ってるんだろ?違うか?」と持ちかけられ、「僕から頼みたい所でしたよ。先輩。」と調子よく返す一郎。

「こいつ中学生にしちゃ、話が分かるじゃないか。俺の子分にしてやるよ。」と言われ、「結構です。その手の話はもう。とにかく友竹をとっちめてくれさえすれば」
と言うと、高校生の一人が、「任せとけよ。何しろ俺たちには強力な後ろ盾がいるからよ」というと、ボス格の高校生から「余計なことしゃべんじゃねえ。」と言われ、少し疑念を持った目で高校生を見つめる一郎。

2年A組の教室、さやかが「ホームルームを始めます。」と言って入ってくる。
教室内を見て、「一郎君たちは?」と質問すると、「つるんでどっか行ったよ。」と答えるミカ。

更に京子もいないことに気づき、質問すると、夢子が「転校生にくっついてたんじゃないの。もう彼しかみえないもんね。」と。

ミカが「マザコンも一緒にくっついてったのかな?」と言う言葉に、「雄二君もなの?」と戸惑うさやか。

そこに洋子から「ホームルームを始めてください。タイムイズマネー、このままでは時間の無駄です。」と言われ、「あ、もちろんやります。」と答えるさやか。

アスレチック遊具のある公園、友竹と一郎が歩いている。
友竹「何だよ、話って。仲直りでもしてくれっていうのか?頭下げて頼むんなら考えてやってもいいぜ」と言うと、一郎が「その反対なんだよ」と友竹の背中を押す。

すると上からネットが落ちてきて、友竹が捉えられる。アスレチック遊具から降りてくる高校生たち、友竹を囲んでリンチを始める。ここまでのやりとりを陰から見ていた雄二と京子、京子が雄二に「早く行って先生に知らせるんだよ。」と言うが、「でも、水木君が・・」と逡巡する雄二。

更に京子から「水木が学校に来れなくなってもいいのかよ。このままじゃあいつ駄目になるよ。」と言われ、意を決して「分かった。」と走っていく雄二。

後ろから見ている一郎に、「見損なったよ。あんた」と怒りをぶつける京子、「ワルでも仲間だと思ってた、あいつも2年A組に入ったからには仲間だろ。よくも裏切ってくれたね。」、一郎「俺だって裏切られたんだよ。仲間から・・」と返す一郎を裏拳で叩く。

「仲間扱いしてたのかよ。自分の胸に聞いてみな?それでもマザコンはお前を心配してここまでつけてきたんだよ、お前よかよっぽど偉いよ立派だよ。」と続けたところで我慢できなくなった京子、「私もワルだけど仲間だけは見捨てないからね。」と言い捨て、高校生たちの所に「てめえら何してるんだよ」と走っていく。

自分の不甲斐なさを思うのが、何も言い返せない一郎。お京姐さん、あくまでも男前です。

再び教室、さやかが「それじゃあ他に意見は?」良太「あるわけねえよ。早く終わらせて」等と言っている。
では「最後に先生の方から一言」とさやかがホームルームを締めようとしているところに、雄二が「水木君が、友竹が高校生たちと・・」と駆け込んでくる。

「やっぱり。わかった友竹君たちのことは先生に任せて。」とさやか。

一郎は公園から走り出て、巡査を見つけ、お巡りさん、「ケンカだ。」と言って、現場に連れて行こうとしている。
その間に、高校生たちに完全にのされてしまう友竹と京子。

そこに飛んでくるヌンチャク。「誰だ?」と言う高校生たちの前に、ワルキューレさやか登場!

高校生たちを振り払いながら、「止めなさい!」と言うさやか。おっさんにしか見えなくても、教育者として生徒たちに手はあげたくないのでしょうね。5話での鳩山とのやりとりもありますし。

アスレチックの道具をうまく使いながら高校生たちを翻弄していくさやか。


ヌンチャクを取り、「みんな止めなさい!」というも、尚も襲い掛かろうとする高校生のリーダー格の木刀をヌンチャクで叩き折る。威力にビビり、逃げていく高校生たち。

今回のアクション、アスレチックの遊具を有効に使っており、翔んだり、跳ねたりかなりハードだったと思います。
止めなさいといいながら、途中は容赦なく高校生たち、ボコボコにしてます。そうしないと自分がケガをするので仕方ないのでしょうが、言行不一致で面白いです。




「友竹君、京子さんしっかり?」と声を掛けに行くさやか。


思いっきり声を掛けてしまってますが、気が付いてしまうと、すぐにバレてしまうのでは?と思います。
安室 修監督は今回が初演出回なので、少し統一性崩れてしまったのでしょうか?

漸く現場に戻ってきた巡査と一郎、アスレチック遊具に友竹が京子の肩を抱いて座っているのを見つける。

「お京とあいつ?」と戸惑う一郎。巡査から、「おいケンカどうしたんだ?」と言われ、「シャレだよ。ちょっときつかったかな?」と言いながら逃げようとする一郎。

そこに変身を解いて戻ってきたさやかが合流、巡査に一郎と二人で謝る。

小倉さんのナレーション「心配ないって、さやか先生。とはいってもとことん悪いからね。あのガキども。来週あたり何やらかすか?もうみてられない。でも見ちゃう。こんな学園見たことない!」
困った顔のさやか先生で、今回は終わりです。

今回の最後のナレーションの「・・、でも見ちゃう。」というのは、まさに当時の自分の気持ちですね。さて次回は、一郎が動きます。次回もよろしくお願いいたします。

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8話 ロンリーウルフ登場 その1

第8話 「ロンリーウルフ登場」(1987年11月29日放送 脚本 溝田佳奈氏、監督 安室修氏)

冒頭、ジョギングしているさやか、その映像にかぶさる小倉さんのナレーション。
「お、勇ましいジョギング姿もなかなかですなあ。しかしまたまた嫌な予感がしてきましたよ。」
さやかの前に立ちはだかる高校生(にはとても見えないおっさん達)。

「ちょっと通してほしいんですけど」と言いながら、困惑しているさやか。そこにナレーションがかぶさる。「朝帰りですか、君たち、さやか先生の腕も知らないで。後で後悔しても遅いよ。やられるのは君たちなんだからね。 でもさやか先生、このままじゃ、変身できないし、どうするの?」
ここでも変身と言ってます。やはり変身が公式設定の様です。

そこに突然「朝っぱらからお遊戯かよ、頼むぜ。」とあまりうまくないせりふ回しで、男の声がする。
ベンチで寝転んでいた学ラン姿の男に、高校生の一人が近づいたところで蹴り飛ばされ、更にパンチを食らう。

立ち上がった下駄ばきの男子生徒を見て、高校生の一人が「友竹純!」、リーダー格が「五中の友竹か」と思わずつぶやくと、「あいにく五中とはおととい縁を切った。おかげで運動不足、あんたら高校生だろ、だったらちょうどいいや、どう眠気覚ましに1ラウンド」とファイティングポーズを決める。それをみて、「プロ級の奴となんかやれるかよ」と去っていく高校生達。

「何だいっちゃうの?折角遊んであげようと思ったのに。」と言いながら、ベンチに座り煙草をくわえようとした友竹から、煙草をとりあげるさやか。

「助けてやった礼がこれかよ。参るぜ、近頃のギャルはよ。」という友竹に、あいにくだったわね。私これでも中学の教師なの。」とさやかが返す。更に「どう見たって高校生にしか見えねえけどな。」と言われると、「鴻南学園2年A組担任 一条寺さやか」と自己紹介。この場でクラス名まで、フルに言うのは違和感有りますが、後の展開考えると必要なんですね。

「鴻南学園?落ちこぼれ学園の先公、助けちまうなんて俺も焼きが回ったぜ。」と友竹に言われ、「そういう事、残りも全部よこしなさい。」と箱ごと煙草を受け取るさやか、更に「はい、ライターは?」と手を出したところで、何か気配を感じ、茂みにライターを投げ込む友竹。「痛!」と声と共に出てきたのは国枝だった。


「国枝先生!」と思わず叫ぶさやか、「ジョギングの途中で」と額を抑えながら、走っていく国枝。
国枝に向かって手を振るさやか。
茂みにいる国枝、しかも珍しくスーツ姿で。色々怪しすぎです。この格好で茂みから出てきて「ジョギング・・」って、言い訳も無理無理です。でもさやか先生、作劇上の都合か国枝の事は基本追及しないんですよね。
友竹が一言「おたくの学校、変わってるの多いね。」とさやかも「えっ」と答え、一拍置いて「本当」と。ここでオープニングへ。

「多いね」ってことは、さやかも変わってる認定ですよね。まあ、さやかもかなり特殊な環境で育ってる分、完全に間違えてはないんですが・・

CM明け ひみこ先生が廊下をうたいながら歩いていると、先ほどの友竹が歩いてくる。
「なんざんしょ」と思わず言う、ひみこ先生。

2年A組の教室、さやかが国語の授業をしている。京子が立ち上がって教科書を読んでいる。
「みるものすべてが輝いて見えるのなら、それでいいと少年の日、あなたは言った。」とよんでいるタイミングで教室のドアが突然開き、先ほどの友竹が入ってくる。下駄ばき、学ランにどよめく生徒たち。ここで京子の読んでる文章の出展分かりません。ご存知の方いらっしゃれば、教えて頂ければ有難いです。

「君は?」と思わず呟くさやか。

友竹が教卓を叩きながら、「友竹 純、転校生宜しくな。」とあいさつする。

友竹を睨みつける京子と、一郎。

クラスに波風が立つ予兆を感じさせる演出を受け、学園長室のシーンへ移ります。

学園長室、ひみこ先生が学園長に友竹の事を質問している。
「転校生?転校生ならなぜうちの制服を着てないんざます?ご覧になりました?詰襟に下駄ばき、下駄ばきざますのよ。 あんな校則違反をお許しになって、他の生徒たちになんと言い訳なさるおつもりでざますの?」というひみこに、「許すわけも、言い訳するつもりもございません。」と答える学園長。

ひみこは教頭に「わたくし、生活指導係おろさせて頂きますから」というと、思わず「結構、結構」と返してしまう教頭、「はい?」と戸惑うひみこ。

教頭は続けて「いやいや、雨宮先生のおっしゃる通り、ああいう手合いを無制限に受け入れていては、今に我が校は少年院同然の中学に・・」と言っていると、学園長が「少年院寸前だったんです。」と返し、教頭「学園長、今なんと?」ひみこと二人、思わず学園長の顔を見つめる二人。

2年A組の教室前、額にばんそうこうを貼った国枝がいる。休み時間にも関わらず教室内が静かなことに不審を抱き、聞き耳を立てる。教室内、友竹と2年A組の男子が睨み合っている。

友竹が、「俺になんか用かよ?」と聞くと、良太「新入りのくせしてでかい面してんじゃねえよ。」と、挑みかかると、友竹「シャバ僧が!いっちょまえの口聞くんじゃねえ、この野郎」、良太「もう一回いってみろ」と言い返す。

そこに国枝、注意しようと「何やってんだ、こら!」と割り込んでくるが、友竹の顔を見て固まってしまう。
友竹「なんだ。おめえか、今朝は悪かったな、不良どもと間違えちまってよ。その傷大丈夫?」と聞くと、国枝「おかげさまで」と言いながら、額をぺたぺたと叩く。

「いやあ、このクラスにお入りですか、そうですか。」と笑いながら、良太のネクタイをつまみ「ごゆっくり。どうぞ。」 と言いながら、友竹に差し出す。そのまま「失礼します、どうも」とへりくだりながら出ていく国枝を見て、「なんだ、あれ?変な奴。」と友竹。

教師としては最低だと思いますが、シーンとしては面白いです。このくらい強い人間にはきちんとへりくだるというのは、大人としての生存テクかもしれません。

理科室に入って来た国枝、「あいつは使えますよ。強いのなんのって、待ち伏せさせた高校生が、名前聞いただけでビビってましたからね。」と話していると、裾を引っ張られる。机の下にいる教頭、国枝に「任せた。」と、国枝は「またまた、何をおっしゃるんですか?こういう時にこそ教頭先生お得意の悪知恵でもって・・」教頭ににらまれ、「いや、弁舌をふるっていただいてですね。奴を抱き込むとか。」と続ける。

教頭「今回は君に譲るよ。たまには君にも華々しく活躍してもらわんとね。烏山さんもきっと見直すよ。」と、戸惑う国枝に、「いやいや、お礼だなんて、そんな。私はそういう人間なんだよ。本当は。」と言った後、机の下を抜け出し、「老兵は消え去るのみか」と言い、理科室を出ていく教頭。

再び2年A組の教室、友竹が「それでどうするの?やるのか?やらねえのか?」とA組の男子たちに問いかけている。見かねた洋子が「うっとうしいわね。早く決着をつけなさいよ。水木君。」と、それを聞いた友竹「水木?そいつがボスか?」と、そして太平、良太と順番に「おめえか?」と聞いていく。

たまりかねた一郎が「俺だよ。」と名乗りを上げる。友竹「おめえが水木か?」と、睨み合う一郎と友竹。

学園長室、さやかに学園長が友竹に関して「親戚中をたらい回しにされて育っている。」と説明。
さやか「両親いないんですか?私と同じなんですね。」と思わず答える。それに学園長「あなたにはおじい様がいらしたでしょう。」というと、さやか「祖父が父親代わりに厳しく育ててくれました。でもやっぱり母の温もりとか甘えられる膝が欲しかったです。」

学園長はさやかの言葉には答えず、「とにかく友竹純の件は、さやかさん、あなたにお任せします。あの子がこの学園の制服を自分から来てくれる日を私は待ってるんですよ。全てはあなたのやり方次第ですから」と。さやかが「できるでしょうか?私に。」と言うと、「自信が無いのなら今すぐ高松にお帰りなさい。そんな先生、この学園にはいりません」と厳しく言う学園長、さやか「学園長先生」としか言えないさやか。

「友竹純はね、クラスを決める時、2年A組で無ければ嫌だと言い張ったんです。私には何故だか良くわかりませんが。」さやか「彼がそう言ったんですか?」と少し喜ぶ。でも朝の出会いでさやかを指名したとしても、それほど喜ぶポイントでは無いと思いますが、さやかはまだ頼られるとうれしいという段階なのかもしれません。しかし学園長突然厳しすぎると思います。

学園長「飛び込んできた以上は、しっかり受け止めてあげげなさい。」と言われ、「はい」と力強く答えるさやか。
「それから喧嘩だけはさせちゃだめですよ。今度事件を起こしたら、あの子は少年院入りなんですからね。」と、
さやかが「少年院?」と返しているタイミングで、ミカが学園長室に駆け込んできて、「転校生が一郎たちとケンカ始めた。」と伝える。走っていくさやかとミカ。心配そうに見つめる学園長。

生徒たちが、「ケンカだ、ケンカだ。一郎がケンカだ。場所はどこだよ?」などと言っている。
森永先生が鳩山と国枝に、「また暴動ですよ。警察を」と言っている。それに鳩山が「ただの喧嘩ですよ。」と言うと、「喧嘩が大きくなれば暴動じゃありませんか?」と鳩山「大げさですよ。」森永「大げさじゃありませんよ」と、言いながら、鳩山は喧嘩が気になりに走ってでていく。

友竹は一郎を追い、グランドを駆け抜けていき、他の生徒たちも走ってついていく。
とうとう校舎の端の方で一郎に追いつくが、逃げ腰の一郎。

「どうした、かかってこい。俺とタイマン張る度胸もねえのか?お前らこんなのボスにしてていいのか?」という友竹に、他の生徒たちも二人のやり取りをじっと見つめている。

京子がたまりかね、「言いたい放題、言ってくれるじゃないの。」と友竹に「なんだお前女のくせに」と返されると、「女だからってなめんじゃないよ。」と言い、真弓から鎖を受け取り、「かかってきな」とチェーンを振り回しながら、友竹に向き合う京子。

そんな京子を見て笑う友竹、バカにされたのかと「なんだよ」と怒る京子。京子の方に近づいていき、鎖を取り上げながら、「鎖なんか似合わねえよ。かわいい顔が台無しだぜ。」と京子の肩を叩く友竹に、「かわいい?」と照れて大人しくなってしまう京子。

夢子から「何赤くなってるんだよ。お京」と言うと、力子が横から「今度は私の出番よ。」としゃしゃり出る。

「俺は女は殴らないんだよ。」といなし、「おい、水木、女に助っ人されてそれでも男か?」、悔しそうな顔の一郎。

鳩山は目で行けと一郎にサインを送る。何気に既に友竹に熱い視線を送っているお京姐さんが可愛いです。
更に「男なのか?って聞いてるんだよ。この腰抜け野郎。」と友竹に言われ、漸くとびかかる一郎。皆が一郎に声援を送っているが、ほぼ一方的に殴られている一郎。

そこに飛び込んでくるさやかとミカ、さやかは「やめなさい」と二人を止めようとするが、鳩山に引き止められる。

「離してください」というさやかに、「君の気持は良くわかる。けど今とめちゃいけないんだ。」と鳩山、「違うのよ。」とさやか、「違わないよ。女の君にはわからないだろうけど。」と更に止めようとする鳩山に「わからないのはあなたの方よ。」とさやかは鳩山を振り払い、鳩山はこけそうになり、謝るさやか。二人のやりとりを見て「こっちの方が面白い。みんな」というミカ。

鳩山「女の君に男の気持ちをわかってくれっていうのは無理かもしれない。でも今は水木が男になれるかどうか大事な時なんだ。だから・・」、「だから、友竹君はどうなってもいいっていうんですか?私、こんなことで友竹君を少年院になんか」と返すさやか。

さやかの「少年院?」という言葉を聞き、驚く鳩山。

さやか「何やってるのみんな。早く二人を止めて。ミカちゃん、ホース」と指示。
鳩山「おらやめろ、おらやめろよ」と止めに入るが、友竹「俺は口だけの野郎見てるとむかつくんだよ」と言いながら、一郎をまだ押さえ込む友竹に「わかったから、両者リングアウト」と言いながら、二人を引き離す。

そこに水がかかってきて、「おい、なんだ。冗談だろ」と驚く鳩山達。

さやかがホースで3人に向かって水を撒いている。「3人とも頭を冷やしなさい。」

鳩山「あれ、さやか先生、冗談やめてくださいよ。」というも、更に水を掛けられてしまう。
もういいかと思い、さやかはホースをつい上に向けるが、そのためみんなに水がかかってしまう。

急いで下にホースを向けて水を止めようとするさやか、ここでCMです。

生徒の皆さん、表情うますぎです。友竹が加わり、2年A組はどうなるんでしょうか?その2に続きます。
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7話おまけ&8話予告

7話まで終了しました。一郎達の暴走を受け、生徒たちを正しい方向に導こうとして空回りしてしまうも、鳩山のアドバイスも受けながら、少しずつ成長していくさやかの姿が描かれた回だと思います。

ドラマの中での経過時間も、このブログと同じく約1か月半だと思いますので、高松で半年も自宅待機だったさやかはわずかな期間で確実に先生として成長しています。ただ非常に手のかかる生徒たちを抱えているので、まだまだこれからですが・・。

さて、今回の衣装です大きめチェックのニットスーツ、衿元と袖口のリブがポイントです。

髪型 ハーフアップですが少し上で作りトップを盛ってます。

オープニングでもこの衣装着られてましたから、印象に残っている人も多いのではと思います。

因みにプレゼントもいつも通りです。


さやかの部屋のシーンではいつも通りのナイティですが、髪型変わってます。
洗いざらしの様な印象で、夜のくつろぎタイムを演出しているのですかね。

ワルキューレさやかはいつも通り、非常に強いです。


今回、愉快な演技と、ワルキューレさやかとの対決を見せてくれた船橋役の伊達正三郎さんですが、烏山興業の手下を指揮する声が非常に素晴らしいと思い、調べると1967年の東映製作の特撮ドラマ「ジャイアントロボ」のユニコーン機関の隊長役の方なのですね。(ウルトラマンでの科特隊の様なものです。念の為)

因みに「宇宙鉄人キョーダイン」でも、地球防衛軍の司令の役をされており、部下役が森永先生こと沼田爆さんだったそうです。誰も興味無いと思いますが「ジャイアントロボ」は再放送で見てて結構好きだったので、今更、少しびっくりしました。この番組は脇を固める方も、結構、豪華で芸達者な方が多いと思います。

さて、次回の予告です。
「一郎君と転校生の友竹純、何かが始まる。やっとなじんできた2年A組に大変な奴が現れた。
クラス中がもう大パニック。一郎君と友竹君を仲良くさせなくちゃ。
こんな学園みたことない!」

当時の週間テレビ番組の予告資料を貼付しておきます。

新キャラ登場で、クラスの雰囲気も少し変わります。

それでは次回も宜しくお願い致します。
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7話 騒然!!学園金庫破り その2

7話 「騒然!!学園金庫破り」の続きです。
CM明け 職員室で森永先生がさやかの所にやってきて、巨大しゃもじを貸してほしいと頼みに来る。
「先日、先生がこれ使ってるの拝見しまして、これなら体罰にもなりませんし、私にも使えそうな気がしまして、 これなら体罰にもなりませんし。何しろ私、何のとりえも有りませんから・・」

さやかから「あの、よろしかったら、どうぞ。」と言われ、森永「さいですか」と言ってさやかに一礼して歩いていく。「いってらっしゃい」と見送るさやか、廊下を「私の花の人生は、これから」と言いながらしゃもじを背負って張り切って歩く森永。

2年A組の教室で歴史の授業をしている森永、「書院造と水墨画、室町時代には・・」という説明をしている中、ざわつくクラス、一郎が一番前の席ヘッドホンステレオを触っている。

それを見咎め、「消しなさい、今は授業時間です」と言い、取り上げる森永だが、すぐに一郎に奪い返される。挙句に「先生の授業なんか誰も聞いてませんよ。もう少し魅力のある授業のやり方を研究したほうがいい」と言われ、思わず巨大しゃもじを振り上げるが、「それでどうするんですか?」と言われ、振り下ろすも、あっさり受け止められる。

あげくに「てめえが使ったって何の役にも立たないんだよ。このタコ!」と、更に巨大しゃもじを足で叩き追ってしまう一郎。そのまま教室を逃げだす森永、騒然とする2年A組のクラス。
さやか先生の力作が、3話で壊されてしまいました。体罰という意味では微妙な道具な気がするので、これはこれでいいとは思います。

廊下で教頭に出くわし、「暴動です。2年A組がわたしを襲った、自分はまだ青春を味わっていない、花咲く人生はこれからなのに」と嘆く森永、「2年A組で暴動が始まりました。いよいよ我々の野心が・・」と報告に来た国枝に「分かってるな」と寄りかかる森永を振り払いながら指示を出す教頭。

学校前の公衆電話から、烏山興業に「暴動が起こりました。チャンスです」と電話を入れている国枝だが、烏山に「お前たちのいう事はいまいち眉唾、簡単にいう事を聞いて、ひどい目にあっている。今度はてめえ達だけでやってみろ。」と言われてしまう。「そんな・・」という国枝だが、「何回いやわかんだ。」と冷たく電話を切る烏山。

電話を切った烏山の隣にいた船橋、事情を聴いて、「それを利用して一気に」と言うが、烏山から
「これから俺たちだって、頭を使っての勝負、ガキの喧嘩にでけえのが混じってみろ、目立つだろうが。みんなの見てる前で暴れれば捕まえてくれと言ってるような物、俺たちはプロ、誰にも気づかれずスマートに仕事してこそ、自慢できる。」と言われ、「そりゃそうですが・・。」となおもどかしそうな船橋に、烏山が「何かいい手があんのか?」と聞くと、少し悩むも何かを思いつき、烏山に耳打ちする。

船橋の顔芸が楽しすぎます。

2年A組は引き続き大騒ぎになっている。廊下で見ている教頭の所に、国枝が「お前たちだけでやれと断られました。」と駆け寄ってくる。

教頭は「せっかくのチャンスだというのに・・。こうなったら君がやれ。」と国枝に言う。「嫌です」と拒む国枝に、「とにかくあの新米教師をとっちめて追い出すことに意義がある。やられて来い」と言い、嫌がる国枝を無理やり教室に押し込む。
 
教頭は「やめなさい。」と形だけの注意をしている。甥っ子の浩司のそばに駆け寄り、
小声で「決して巻き込まれるんじゃないぞ。」と、それに「何、考えてんだよ。」と疑わしそうな眼を向ける浩司、ニヤリと笑う教頭。更に暴れまわる2年A組の生徒たち。
 
ピッチングマシーンの前に、船橋達がいる。ピッチングマシーンを野球部員たちに操作させようとするが、うまくできず、彼らを殴り倒して、烏山の面々で準備させる。ここで生徒たちを殴り倒してる時点で気づかれ倒してると思いますが・・。

 部下たちがピッチングマシーンを操作するが、一発目が見事に船橋に当たってしまう。バカ!と部下たちを叱責する船橋。

ともかくもピッチングマシーンから打ち出したボールをどんどん、教室に打ち込む船橋達。
「シュート、シンカーで行け!」と指示をしながら、ボールを更に打ち込む。
出所のわからない大量のボールに騒然とするさやかや、生徒たち、教頭もボールをよけている。国枝は2発ボールが当たり、気絶してしまう。

「何やってんだ、誰だ?」と叫ぶ鳩山、こっそり教室を抜け出すさやか。ボールをよけている良太、どこから持ってきたのかキャッチャーのマスクをかぶっているドジ子、洋子は教科書を読んでいるがボールに当てられてしまう。他の生徒たちも、ボールを避けている。

 
更に、「打て、もっとやれ」と指示する船橋に飛んでくるヌンチャク。ワルキューレさやか登場、「また、貴様か?」と船橋。


船橋はまだワルキューレさやかに会うの2話に続き、2回目なので、間違えては無いんですが、「また」と言うほどではないかなと。 
さやか、いつもの通り、目を閉じ、いつものおじいさまへの質問タイムを取るが、「いちいち聞くな。聞いてる間に体を動かせ!」と返される。

そして、戦闘に突入。今回は初めての学校内でのアクション。校内を走り回って一度部室に隠れ、ドアを開ける事での攻撃や、バレーボールのかごを相手の顔にかぶせたり、野球のボールを投げつけたりと、いつもと違うパターンで敵を翻弄する。

船橋は意識が戻った野球部の生徒たちに大人げなく、ボールをぶつけ追い払う。

元の場所に戻ったさやかはヌンチャクを取り戻し、まず手下の男たちを薙ぎ倒す。
 
さらに最後に残った船橋と一騎打ちの末、船橋をあっさりと打ち倒す。


船橋の後ろにある、「都市と縄文文化の研究発表」という看板が気になるんですが、中学生が文化祭で発表するテーマとはとても思えません。そもそも縄文時代と都市って?とかいろいろ考えさせらえる看板です。今回、烏山のNo2の船橋自ら出陣しましたが、さやかの前では敵ではありませんでした。
別に死んでないので、この後も普通に登場しますので、ご心配なく。(誰も心配してませんかね・・?)
ともかくも、その場を立ち去るさやか。
 
「ボールの出どこ分かったか?」と確認する生徒たちに鳩山に、「分からない」と答える生徒たち。
そこにさやかが「みんなわかったわよ。原因は野球部のピッチングマシーンの故障だったの」と伝えるさやか。さやかがなぜ烏山の所業をかばうのか、今一わからないのですが、生徒に無用な心配を掛けさせないためと理解しておきます。

さやか「一郎君、養護室に行って、傷の手当てをしてきて。雄二君一緒に行ってあげなさい」と一郎は「平気です。これくらい。」と答えるが、さやかは「ガラスの切り口って汚いんだから、ほっといたらそこだけ禿るかもよ。」と脅すと、周りが「ハゲ」と冷かす。その言葉を受け、雄二と養護室に向かう一郎。
今回の件有っても、ちゃんと一郎の面倒を見る雄二、意外と漢気あります。

さやかは、生徒たちに「お掃除しましょ。」と言うが嫌がる生徒たち、ツッパリ女子グループはその場を逃れようとするが、「何してるの?」とさやかに更に言われ、しぶしぶ掃除に向かう。

鳩山が「中古のマシーンだったからかな、故障したの。」と呟いている。
 
5話の野球部のコーチ設定が前提になってます。
脚本が5話と同じ、中島玲子さんだからなのかもしれません。

夜、さやかの部屋。「えい」とボールを使って、投げるマネをしている。



この投げる前に肩を上げる感じ、誰をイメージしてるんでしょうか?
圭子さん、地元の広島カープファンを公言してましたし、当時バッティングセンター通いをされてたとの
コメントもありましたので、野球はそれなりに詳しいのでは?と思ってるんですが・・。
思い当たる選手いる方は教えてください。

そこに被る小倉さんのナレーション。
「さやか先生良かったね。でもそんな甘い顔は禁物だよ。このまま収まるなんてとても思えない、この反動が恐ろしい。見逃せないね〜。来週も。こんな学園みたことない!」
 
金庫破り、暴動のどちらも根本的に解決したわけでは無いので、「さやか先生良かったね?」という内容ではないと思うのですが、30分番組としては、一応締めとかないと行けないのでしょうね。しかし、今回の件は、烏山や教頭が仕組んだわけでなく、生徒たちが考えた犯罪な訳で、真面目に考えると、結構深刻だと思います。
ただ、基本は日曜19時の家族向けのドラマ枠なので、必要以上にどんよりせずに終わるという製作側の判断なのでしょうね。さて次回からは新キャラも加わります。懲りずにお付き合い頂ければ幸いです。
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7話 騒然!!学園金庫破り その1

第7話 「騒然!!学園金庫破り」
(1987年11月22日放送 脚本 中島玲子氏、監督 瀬川淑氏)

登校するさやかのシーンから番組がスタート。
教室で一郎を中心に2A組メンバーが相談をしている。

「株を買ってりゃ安心って時代はもう終わった。でもここで引き下がったんじゃ俺の負け。もうひと押しする。」「ついてはその資金源だが・・」というと、雄二が「もうママのお財布からは・・」というと、「そんなはした金で間に合うか」といった後、クラスのメンバーで密談を始める。
 
さやかが廊下を歩いている所に被る、小倉さんのナレーション、
「さやかさん、あなたのクラスの連中がまた何か企んでいますよ。そんなにのどかな顔をしてていいんですか?」と。
 
教室に入るさやか、東 孝介達がいないことに気づき、「東君たちお休みなの?」と聞くと、
生徒たちが「風邪でも引いたんじゃない?」「おかしいな、バカは風邪ひかないっていうけど」と言っているのを、聞き、何とも言えない表情をしているさやか、ここでオープニングです。

学園長室前、孝介、良太、太平たちが掃除をしている。
通りかかる教頭に、「又バツ掃除か?」と話しかけられ、さやか先生にをやるようにと言われたと孝介たち。

教頭が学園長室の金庫を開けているのを、廊下側から覗き込んで、教頭がダイヤルを回す毎に写真を撮る孝介たち。毎朝9時に必ず金庫を開けることを知り、待ち伏せをしていたのだ。
 
撮った写真を現像に出している一郎。こんな写真現像に出しているところで、足がつくと思います。
 
翌日、写真を確認、「上出来だ」という一郎に、孝介が「どうするんですか?」と質問。
一郎「今日は修学旅行積み立ての集金日。」というと、雄二が素直に「僕持ってきました。」と答えるが、それにはコメントせず、一郎「あの金庫には少なくとも50万は入るな」と、太平「それじゃあ金庫破り?」と聞くと、「俺たちの金を返してもらうだけ、てめえの学校の不祥事はサツにも届けねえだろうし、絶対安全」と答える一郎。

生徒たちが「なるほどな」「で、誰が」と聞くと、一郎は「先公に同情されるやつ」と言って雄二を見る。
雄二が「僕はちょっと」と言うが、一郎「もし成功すればお前の恋を応援するからさ、それとも毎日痣作りたいのか?」と雄二を押さえ込む一郎。

ミカが教室を出ていこうとすると、「今日のチクリは許さないよ。」と京子に襟をつかまれる。
ミカは「おしっこ」と言うが、「大仕事が終わってからにしな。」と押しとどめられる。

そのタイミングでチャイムが鳴り、さやかが教室に入ってくる。
さやか「今日は修学旅行積立金の集金をやります。出してください」と集めだす。
一郎が雄二に「昼には銀行屋が金を取りに来る。決行は3時間目だ、いいな。」と脅す。
 
3時間目、学園長室前にいる孝介、太平、良太。手を震わせながら金庫を見つめる雄二。

一方、2A組の教室では、鳩山が数学の連立方程式の授業を始めている。
4人がいないことに気づき、「そこの連中どうした?」と聞くが、「数字見ると気持ち悪くなるんだってよ。」「もう、やめようよ。」「こんなことしてるの、体に悪い、頭痛くなってきた。」等と勝手なことを言ってごまかす生徒たち。

鳩山も「先生も頭痛くなっちゃった。静かにしろ、静かに。」と注意するが、生徒の喧噪は収まらず、
「お前らちょっとは勉強しろよな」と更に注意する。それに対して、ミカが「私聞いてるよ。」と返す。
「よし、じゃあ今話したこと言ってみろ」という鳩山に、立ち上がりながら、「今夜もさやか先生と呑みたいな。」というミカ。鳩山が「バーカ」と言うが、京子が「心の声が聞こえたんだよ。」と冷やかす。「心理学者か?」と呆れる鳩山。

 学園長室、雄二が金庫を開ける事に成功するが通りかかった国枝に「泥棒!」と見つかってしまう。

授業をしている2A組の教室に戻ってきた孝介達、見張っていたが、国枝に見つかった事を一郎に報告する。

「俺の計画をめちゃくちゃにしやがって」と怒る一郎。
板書していた鳩山が「なんだ、お前ら静かにしろ!」と注意するが、一郎は「どうぞ、勝手にやっててください。お構いなく」と返し、さすがに鳩山も「なーに!」と怒りの顔を一郎に向ける。

京子から「我慢しないで、ひっぱたいてみたら。」と言われ、一拍置いて冷静さを取り戻した鳩山「この問題やってみろ」、「みんなもやってみろ」と、授業に戻る。ミカがこっそり立ち上がる。気づいた鳩山が「青木、どこ行くんだ?」と聞くと、「おトイレ」と「早くしろよ」と返す、更に良太が教科書すら出してないのに気づき、注意している。
鳩山が体罰反対の姿勢を試され、踏みとどまるのは5話の設定を活かしていてよいと思います。
 
さやかが「雄二君」と言いながら学園長室に入って来ると、雄二が国枝に確保された状態で学園長室にいる。

教頭から「一条寺先生、先生がこのクラスを受け持ってから、ますます悪くなりますな。学校の金庫を破ったんですよ。いやはや、この学校ももうおしまいだ。」と嘆かれ、「金庫破り?まさか」と返すさやかに、「まさかじゃありません。」と言われ、「雄二君、あなた本当に?」と質問するが、泣き出す雄二、更に「本当なの」と聞くが、泣き続ける雄二。

伊東四朗さん、細かいところでもいい表情されてます。さすがです。
やり取りを聞いていたミカ、教室に戻り、「ニュース、ニュース、金庫破り、学園長室に泥棒」と伝える、
最初は嘘と取り合わない鳩山だが、「さやか先生つかまって困ってる」と聞いて、本当か?と少し心配そうにする鳩山。

 「今日が集金日で、金庫に金がある事を狙った計画的、悪質な紛れもない犯罪」と教頭に言われ、
「雄二君はお金を持っていません」とかばうさやかに、「初々しく純情な一条寺先生はどちらに行かれたんですか?金を持ってないから泥棒じゃない、それは詭弁、金庫を開けた途端、既に泥棒」と返される。

二人のやりとりに対し「金庫に興味を持っただけかもしれない、とにかく実害はなかったので、この件の処置は自分が決める」と話をまとめる学園長。
 
そこにひみこ先生が入ってくる。

「泥棒ですって。まあ物騒な、私の財産大丈夫でしょうか?土地権利書、預金通帳、キャッシュカードがないざます。 警察、警察呼んでください。」と大騒ぎする。学園長から、「キャッシュカードはポシェットじゃありませんか?」と言われ、「ありました。」と更に片付けようとする教頭に、「触らないで。これに触っていいのは、私の旦那様だけですのよ。」と。
 
ひみこ先生のコーナーが終わった所で、雄二に詳しい事情を聴く様にとさやかに指示する学園長。
屋上にいるさやかと雄二。

「正直に話してくれないかしら。先生は雄二君はひとりであんなことやったとはどうしても思えない。言い出したのは誰?」と聞くが、黙っている雄二に「言えないわよね。」と言った後、雄二に連れ添って教室に戻る。

2話と同じ屋上のシーンなのですが、雄二が意外と背が高いことに気づきました。 

巨大しゃもじを背負い、雄二を伴い教室に入るさやか。
生徒たちが「金庫破り、マザコン雄二からルパン雄二に変えようぜ」などと、歓声を上げる。

さやかが「雄二君が一人でやったとは思えない」と言うと、京子が「どうでもいいじゃん。」と、
「どうでもいいってことは無いわ、少なくとも盗もうとしたのよ。」

更に京子「その金だって生徒の金、修学旅行に行けば、その金で先公は呑んだり食ったりするつもりだろ、返してもらってもいいと思うよ。」と。

更に洋子も参入、生徒のお金を返してもらうのは賛成、普通の私立中学は中学の教科書は2年までに終了して、3年からは受験勉強一筋、それなのになんですか、この学校は、授業内容と月謝を比較計算するとこんなに月謝の高い学校は無い、これは一種の詐欺じゃないでしょうか。」他の生徒も「電力会社だって金を返す時代」と同調する。

一郎が掛け声をあげ、「こんな学園見たことない!」「こんな学園みたことない!」と生徒全員で大合唱を始める。

さやかは、「静かにしなさい。」と巨大しゃもじの持ち手の部分で教卓を叩き、叫ぶ、合唱を止める生徒達。

しゃもじを置きながら「話を変えましょう」とさやか、「みんなは将来何になりたい?」と突然聞く。
生徒たちは口々に「そんなこと考えてない。」「先生と違っておばんじゃないもん」などと答える。

さやかは一郎に向かい、「水木君は?」と質問、「水木君は頭もいいし、行動力もある、情勢をつかむ才能もある、でもね、惜しいわ。あなたは今のままではトップの座には座れない。トップの座に座る人間の条件は自分の後継者を育てる事、それにはね、他人の失敗を自分の失敗として責任とれる人間じゃなくちゃ。それができない人間はいつか蹴落とされるわ。」

睨み返す一郎、さやかは一郎の肩を触り、「固いわね、凝ってる。肩の力を抜きなさい。肩の力を抜いて楽になりなさい。でないと、いつか、糸が切れるわ。」

「僕がプッツンに。これが僕の生き方です」と返す一郎に、さやかは「疲れるわね。」と一言。
先生がどんな手を使って僕を陥れようとしても、僕は負けません、受けて立ちます。」
二人のやりとりに京子が「おうおう、二人ともマジになっちゃて。」と冷やかすが、一郎は「うるせえ」とさらに激昂してしまう。

そこに重ねて洋子が「弱点を突かれると吠える人間と笑い飛ばす人間と両方いますね。」と言うと、京子「弱い犬ほど良く吠えるってね」、良太「俺、吠える犬見ると蹴りいれることにしてる。」、京子「プッツンにやられりゃ命はないね。」と一郎をからかう。さやかをにらみつける一郎。

夜、炉ばた亭で鳩山が一人で呑んでいる所に、ミカが寄ってくる。
ミカ「さやか先生、やったんだ。グサッとね。」、鳩山「誰を?」ミカ「一郎、結構傷ついてたよ。」と会話していると、父の大助が「ミカ、店に出るなっていったろ、俺はお前をだな、御嬢さんに育て上げて、玉の輿に乗せるのが夢なんだから、何のためにみゆきちゃんに来てもらってると思ってるの。」と割り込んでくる。横でみゆきが「でもちょっと無理みたい。」と返している。


鳩が乗っかり「親父さん、無駄な夢見ない方がいいよ。」と言うと、ミカに「ちょっとそれどういう意味。ツケにしないよ。ちゃんと払っていてよね」と逆襲され、「玉の輿保証する。ミカちゃんなら、大丈夫、美人だもん。」と言って、ミカが笑顔になったのを見て、横を向いて舌を出している鳩山。

そうこうしているうちに、さやかも入ってくる。ミカ「先生やったね。」、鳩山「どうぞどうぞ、やったんだって、あの大ボス、で、どんな顔してた?」と質問、さやかは暗い顔をして鳩山の横に座る。
さやか「私ってだめだなあって。雄二君を唆したのが誰だかわかっているのに、それが言えなくてあの子の痛いところをみんなの前で突っついちゃった。」

鳩山「いいんだよ。一度あいつのプライドをへし折ってやるのも愛情なんだから。」、さやか「つついたら、きっと気を立てるわ。あの子。私って生徒と同じ目の高さになっちゃって、そのくせ心がつかめないの。」鳩山「生徒と同じ目の高さって教師の基本姿勢だと思うよ」さやか「基本は有っても応用が無いの。実力不足ね。また自信無くしちゃった。」さやかに、大助が「さやか先生、落ち込んだ時はこれが一番、俺の奢りだから」とチューハイを出す。

隣で鳩山が、「俺も?」と言うのに対しては、「呑んでよ。」と鳩山のグラスを指さす。こういう細かいやりとり楽しいです。落ち込みながらもチューハイを呑むさやかに、小倉さんのナレーション
「情に溺れりゃつけあがる、理屈を説いても受け付けない、力を振るえばふて腐る、女と子供は扱いにくい。いやどうもこりゃ失礼。ともかくさやか先生、頑張ってね。」

 
自分の部屋に帰ろうとするさやか、家の前に一郎がいるのを見つける。さやかの顔を見て、走り去る一郎、それを心配そうに見つめるさやか、ここでCMです。

前回に比べ、深刻な話になってきました。高松で真面目に育ったさやかには暴走した生徒たちの扱いは難しいですよね。さやかが一郎に語ったリーダー論ですが、大人になって、周りに他人の失敗を自分の失敗として責任とれる人ってなかなかいないと改めて思います。

その2に続きます。


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プロフィール

夢 時次郎

Author:夢 時次郎
奥田圭子さん主演「こんな学園みたことない!」30周年を記念し、レビュー実施しました。関連する記事、画像につきましては、時代背景をご理解頂く為に引用させて頂いております。全24話詳細レビューは書庫”全話レビュー”にあります。
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